2016年3月28日月曜日

30代後半、超初心者が登る愛宕山・京都【前編 】

愛宕山

 運動オンチで虚弱体質にもかかわらず、35歳を過ぎて急に山登りがしたくなり、京都・愛宕山に登ってきました。登ってみると(体力的なことはのぞいて)なんてことはなかったのですが、最初は、道順など不安も多かったので、似たような方に参考になれば。ルートは表参道から登り月輪寺ルートで降りました。



ネットを検索し、念入り?な準備

登山を始めるにあたり、周囲の人に聞いたり、ネットを見ると、どうも愛宕山が初心者にはおすすめとのこと。京都では3歳までに愛宕山に登ると一生火事に遭わないと言われ、親子で登ったり、「小学生の時に遠足で登った」なんてことも聞くので、「これならいける・・」と、とりあえずターゲットは愛宕山に決定。
 しかし、標高は924m。比叡山の848mよりも高い。油断は禁物・・とまず、参考にしたのは、このサイト

eo 登山日和 〜関西の山歩きガイド〜 愛宕山
 ケイオプティコムが運営しているお出かけサイト。初心者向けに関西の山の登山のルートなどが、簡潔に分かりやすくまとめられていて、助かりました。

日本山岳会 親子で楽しむ山登り130山 愛宕山
 日本山岳会の親子登山向け。地図が大きくて見やすかったです。

 その他、ブログなんかをみながらイメージトレーニング・・


バス停〜トイレ〜登山口

 登山口の近くに駐車場もあるようですが、今回は、なんにもわからないのでバスで行くことに。バスは「京阪京都バスの清滝行き」で終点・清滝で降ります。これが結構時間がかかる、京都駅からなら1時間30分くらいでしょうか。
 バス停を越えてすぐ左右に道が分かれていて、結局同じところにつきますが、車なら右に行くと駐車場に、徒歩なら左の道が街並みも見られていいと思いました。
 ちょうど駐車場のとなりに公衆トイレがあります。山頂までトイレがないので、忘れず済ませましょう。
  • 午前10時頃にバス停着

帰りのために時刻表を撮っておく

  • 最初の分かれ道

車は右、徒歩は左が良かったかな
  • 登山口

ここから登っていきます。トイレは忘れず済ませましょう。
  • 注意書き

こころして登ります



最初の一時間がしんどい・・・第1休憩所まで

 いろいろなブログなどを見てなんとなく想像していましたが、最初の一時間ほど続く階段がつらい・・、汗ばんでくる。ところどころに、地元の消防団の方が立てた立て札がり、山頂まであとどれくらいかわかるのですが、全然進んでいなくて徐々に不安になってきます。
 40分ほどで休憩所があったので、しっかり休んでいると、年配の方がスタスタと登っていきました。

  • 永遠と続く階段

こんな階段道が1時間ほど続きます

  • 第1休憩所

40分ほどで休憩所に到着。しっかり休憩しました。


しだいに道が緩やかに・・・第2休憩所付近

 上から駆け下りてくるボンたん姿の中学生を見ながら、だんだんと「やっぱり自分に登山はむかない」と思い始めていた頃、しだいに道が緩やかになり、急に歩きやすくなりました。しばらく歩くと二つ目の休憩所「水口屋跡」がありましたが、気持ちに余裕が出てきた僕は、ここでは休憩を取らずに写真だけ撮って先に進みます。
 ここまでで登山口から大体1時間強です。

  • 階段がなくなってきた

大分と歩きやすくなって、うれしかった!
  • 二つ目の休憩所 水口屋跡

ここでは休まず先を急ぐ

意気揚々、ハイキング気分・・・第3休憩所「水尾の別れ」

 登り道が緩やかになり、階段もところどころにあるだけ。気持ち良く自然の中を意気揚々と歩き、気分にも大分余裕が出てきました。
 ここらへんから、「いやぁ登山ってなかなかたのしいんじゃない?」と思い始めます。水尾の別れに着く頃には肌寒くなってきたので、ウィンドブレーカーを羽織り、少し休憩をします。
 ここまで登山口から1時間半

  • ゆるやかな登山道

ここらへんは歩いていて本当気持ちよかったです

  • カワラケ投げ

ここでは座って食事や休憩している人も
  • 水尾の別れ 〜第3休憩所〜

ここら辺で肌寒くなってきた。

あと一息 山頂 愛宕神社まで 

 ここまでくれば、あと一息、途中、ハナ売り場や倒れた大木、黒門なんかみどころもあります。最後にはその名も「ガンバリ坂」という階段がありますが、あと少しと思うと最初ほど疲れず登ることができました。
 登山口から境内まで約2時間でした。

  • また、階段が増えてくる

できるだけ段差のないところを歩きます。

  • ハナ売り場



  • 倒れた大木

なかなかの迫力です。

  • 黒門

厳かな雰囲気ですね

  • 境内に到着!

ついた!おつかれさまでした。

愛宕神社へお参り

 境内には、休憩するところがたくさんあり、トイレもあります。神社にお参りするのに、最後、延々と階段を上っていかないといけませんが、それほど気になりませんでした。お昼ご飯におにぎりを食べて、「火迺要慎(ひのようじん)」のお札を頂いて帰路につきます。

  • 境内の階段

ここまできたらなんとかなります

まとめ

 最初の一時間くらいはどうなることかと思いましたが、登ってみると、自然を楽しめて達成感もあり、また山頂に神社があるのも、よかったかもしれません。道も迷いようのないくらい整備されていますので、京都近郊で、これから登山を始めたいという方は、おすすめです。僕でも登れるんですから。


【後編】では、三角点から月輪寺ルートでの下山を紹介します。




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