2016年4月7日木曜日

WEEZERは帰ってきた?新譜「White Album(ホワイトアルバム)」発売


  ウィーザーが、平成28年4月に、通算10枚目のアルバムを発表しました。アルバム名は、1st「Blue Album」3rd「Green Album」、6th「Red Album」に続く、通算4枚目のセルフタイトル「WEEZER」で、通称「White Album(ホワイトアルバム)」。ウィーザーが新譜を出すたびに、毎回「初期のウィーザーが帰ってきた!」とレビューなどで書かれていますが、今回はどうなんでしょうか?



新曲を聴いてみると・・

YouTubeに新曲のPVがアップされていたので、聴いてみました。


 う〜ん。確かに悪くはない。1stに入ってた曲と言われても違和感はない。他にも数曲聴いてみましたが、どれもいい曲ばかりでした。
 各音楽誌のレビューでは、ローリングストーン誌は5点満点中ー3.5点ピッチフォークでは10点満点中ー6.2点と、総じて「そこそこ」という評価。ピッチフォークでは、一時期ウィーザーのアルバムの評価は4点台が続いていたので、前作から少し盛り返してきた印象。ちなみにピンカートンの再発は、ベストリイシューということで10点でした。

テレビ番組にも出ています

新譜のプロモーションのため、アメリカにはよくありますが、テレビのトークショーで新曲を演奏しています。リバースクオモは、なぜかエルヴィスプレスリーのコスプレをしています。

<The Tonight Show Starring Jimmy Fallon>



原点回帰、帰ってきた・・というけれど

ウィーザーは、アルバム出すたびに、「原点回帰!」とか「帰ってきた!」とか、レビューされてることが多くて、「いったい何回帰ってくんねん!」と突っ込みたくなりますが、今回は1stと同じセルフタイトルということで尚更、そんな印象です。
 個人的には、全部、しっかり聴いたわけではないのですが、今回もウィーザーらしさは感じつつも、なんだかきれいにまとまっていて破綻がなく、1stや2ndのピンカートンで感じたトキメキはないなぁという印象です。まだ、リックオケイセックがプロデュースした前作のほうがよかったかな。

 思えば10年と少しまえ、MTVで「Buddy Holly」を見て、なんだかわからないけどその魅力にハマってしまい、心斎橋のクワトロにライブも行きました。

 1stやピンカートン(あとレンタルズ)にあった、ナイーブで儚いところが、ウィーザーの好きなところでした。それが、マットシャープが脱退した影響か、自分が大人になってしまったのか、3rd以降は「普通のいいバンド」になってしまったなという印象です。

やっぱりピンカートンは帰ってこない

ウィーザーで好きなアルバムは、やっぱりピンカートンで、今でもたまに聴きます。一番好きな曲は「Pink Triangle」。ローリングストーン誌の「読者が選ぶウィーザーの好きな曲10選」には選ばれてませんでした(ちなみに1位は「Say It Ain't So」)。

 本人たちもいつまでも昔の姿を求められても嫌だろうし、僕はピンカートンを聴き続ければいいかな・・・、けど・・もう1回、ピンカートン(や1st)みたいなアルバムが出たらいいのになぁ・・という僕みたいな思いを持ってる人が多いので、「原点回帰!」みたいなレビューが増えるんでしょうね。


 

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