90年代のUKシーンを彩ったブリットポップの雄スウェード。当時、ロッキングオン信者だったこともあり、結構好きでした(まあ、今も好き)が、ブリットポップブームの終焉とともに解散。その後、ブレットアンダーソンのソロや再結成ライブなど、ちょこちょこ入ってくる情報を気にはしつつも、そのうち忘れてしまっていたのですが、なんと再結成後、アルバムまで出していたとのことで、ちょっと聴いてみました。
スウェードとの出会い・・
当時、僕は、レコードコレクターズを読みながら、ニールヤングやレッドツェッペリンなんかを聴く高校生。ある日の夜中、カウントダウンTVみたいな番組で、スウェードの「アニマルナイトレイト」(だったと思う)のMVが流れ、「気持ちわる!」と思ったのですが、なんだか頭から離れません。
翌日、タワーレコードで(今はなき河原町OPA)平積みにされていた1stアルバムを購入。ジャケットが妖しく、初心な高校生には買うのがはばかられましたが、「なんだかいけないものを聴いてる・・」と思いながら、徐々にハマっていったのですが、その後、2nd発売直前に、ギターのバーナードバトラーが脱退。僕のマイブームも下火になっていったのでした。
アニマルナイトレイト
今でも好きな曲。バーナードバトラーのギターに憧れて、ギブソンの同じモデルのギターが欲しかったです。今となっては大したことないですが、当時このMVを見たときはびっくりしました。
ステイトゥギャザー
スウェードで一番好きな曲。高校生でお金がなかったので、何回も繰り返しきいたのを覚えています。
新譜「Night Thoughts」はどうなのでしょう??
新譜が出ていたなんて!それも再結成後2枚目ということなので、大変しつれいしました。聴くまでは、悪いけど「まあ昔の縮小再生産、懐メロかな」と思っていましたが、なかなか良い曲が多く、頑張っている印象です。
ピッチフォークは7点台、ローリングストーン誌(3.5/5.0)、NME(4.0/5.0)と、各紙とも最高ではないかもしれませんが軒並み高評価です。
Suede - What I'm Trying To Tell You
1stや2ndのころのスウェード節が感じられて、確かに良い曲。
けど・・・
1stアルバムみたいに聴き続けるかといわれると微妙で、懐メロではないけど1、2回聴いて、良い曲だなと思ってそれだけな気がします。自分の趣味や音楽の聴き方が変わったせいかもしれません。ブレットアンダーソンのソロが結構好きで、その時に読んだインタビューでの音楽への真摯な態度にも好感を持っているので、僕はもう付いていけませんが、新しいファンも獲得してぜひ頑張っていって欲しいです。
ちなみに、この機会に、アマゾンのカスタマーレビューを見ると、ロッキングオンを読んでいた甘酸っぱい思い出が蘇りました。
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